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大掃除に役に立つエコな素材

こんにちは、TAFです。毎月1回暮らしや住まいに関するコラムを掲載していきます。
さていよいよ今年も終わりが近づいてきましたね。普段の週末はなかなか手を付けれなかったところにも年末のまとまった時間を使って大掃除しようと思われている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は大掃除に役に立つエコな素材についてお話します。

■天然素材のお掃除グッズ
お掃除に役に立つ汚れ落としができるものとして、重曹やクエン酸、アルカリ電解水といったものをよく耳にするかと思います。こうしたものは合成洗剤や強酸性の洗剤と違い天然の素材であったり酸性、アルカリ性があまり高くないもので、短時間肌に触れる程度では肌荒れなど起こりにくい、水道管などを痛めにくいなど1つあると家の中のさまざまな場所の掃除に使えるメリットがあります。
もちろん肌荒れなどについては個人差もありますので、こういったものを使う際にも気になる方は使い捨てのビニール手袋などを使用するとよいでしょう。

■それぞれの性質を理解する
重曹などは1つあると家中の色々な場所で使え便利と言われますが、こうした素材はそれぞれ酸性、アルカリ性といった性質の違いがあり、それによってどういった汚れに効果があるかが変わってきます。そうした性質の違いを理解しておくとより効率よくお掃除をすることが出来ます。
こうしたものの性質は大きく分けて次のようになっています。
酸性…クエン酸
アルカリ性…重曹・アルカリ電解水

次によくある汚れの種類についても合わせて性質を分けてみましょう。
酸性の汚れ…油汚れ・皮脂汚れ・キッチン回りの食品汚れ
アルカリ性の汚れ…水垢・トイレの汚れ・石鹸かす

酸性の汚れにはアルカリ性の素材、アルカリ性の素材には酸性の素材が効果を発揮します。こうしたことを踏まえてそれぞれの場所に適した素材を使用します。

■使い方など
それではそれぞれの特徴、注意点などを簡単にまとめてみます。
・クエン酸
クエン酸はみかんやレモン、梅干しなどのに含まれる酸性の天然の成分です。以前にお掃除にみかんの皮などが効果があると話題にもなりましたが、大掃除など量が必要な場合にはクエン酸として粉末で販売されていますので、こうしたものを購入して使用するとよいでしょう。
酸性の性質がありますので水垢のや石鹸かすが付きやすいお風呂や洗面台、アンモニア汚れなどが気になるトイレなどに効果があります。
粉末のクエン酸は水に溶かしスプレー容器に入れて使用したり、重曹と混ぜることにより発泡する(二酸化炭素が発生する)性質があることを活かし、お風呂や洗面台の排水管のお掃除に使用することが出来ます。
注意点として塩素系の漂白剤と混ぜると有毒なガスが発生する恐れがあるため、「混ぜるな危険」と書かれている洗剤とは同時に使用しないようにしましょう。
酸性の性質から金属や天然大理石などに使用すると変色をさせてしまうことがあります。アクセサリー類や電気ケトル、加湿器などへの使用には注意が必要なことがあります。
また水に溶かしてスプレー容器に入れたものは残りを長期間保存すると菌が発生してしまうこともあるため、使い切るか処分するようにしましょう。

・重曹
重曹は炭酸水素ナトリウムのことで弱アルカリ性の性質があり、重炭酸やベーキングパウダーとしても売られているものになります。
キッチン回りの油汚れや皮脂汚れ、靴箱などの匂いとりにも効果があります。
重曹は粉末で販売されていることから水に溶かしてスプレーに入れて使用したり、水と混ぜる割合を少なくしペースト状にすることで研磨剤を兼ねる効果があり、電子レンジの中やお鍋などのキッチン用品の汚れとりに使用することも出来ます。
また上でも触れたように、クエン酸と混ぜて発泡させることで排水パイプやスプレー容器に入れ、窓まわりの汚れ掃除にも使えます。
使用する際の注意点としては、こちらもアルカリ性であることから大理石やアルミ・銅・真鍮などを変色させることがあることに注意が必要です。
また使用した際後にはきれいにふき取るようにすること、研磨効果があるため傷などに注意も必要です。

・アルカリ電解水
アルカリ電解水は水を電気分解しアルカリ性を高めたもので、室内のさまざまな場所で安全に使用することが出来ます。
重曹と違う点としては研磨効果が期待出来ないといったことがありますが、逆にこうした研磨効果で傷が入ってしまうことが気になる場所にも使えるというメリットがあります。
また重曹のように使用後しっかり拭き取らないと乾燥したあと汚れが出てしまわないといったこともアルカリ電解水のメリットです。


こうしたお掃除に役に立つエコ素材ですが、カビやある程度以上のしつこい汚れには効果が望めない場合もあります。そうした場合にはカビ取り効果がうたわれている専用の洗剤を使用するとよいでしょう。
またカビやほこりをそのままにしておくと住宅自体を痛めてしまったり、住んでいる私達自身の健康への影響も出てしまいます。
大掃除の際にはこうしたことにも気を配り、どうしても汚れが落とせない、汚れやカビがたまりやすい構造の場所をリフォームなどの根本的な改善をするためのポイント探しもしてみることをおすすめします。
それでは次回コラムもお楽しみに。

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